東京マルイ P-90 流速カスタム 3
シリンダー交換でエア量アップして初速が大きく下がりましたが、発射音とピストンの打撃音を聞く限り、何だか圧縮しきる前に抜けちゃってるような気がします。(打撃音が少し静かになってるけど、なんていうか今一つスッポ抜け感がする)
そこで吹き出しエアをより高圧にするためにシリンダーヘッドのノズル口径を絞ります。
この加工に関しては賛否両論あるけど、一応理屈としてはノズルの内径を絞って流量を抑えることでシリンダー内の圧力が高まり、より高圧のエアをチャンバーに送り込むことができるというものです。高圧縮して体積を減らすことでノズルから短時間で大量のエアを放出できるようになるのと、再膨張する際の膨張力がより高くなる(=BB弾のバレル内加速力の向上)のではないかと考えています。
やり方はG3の時と同じで金属パイプのインサートです。自作できる環境があるので、市販の真鍮パイプから削り出してシリンダーヘッドのパイプ内にエポキシ接着剤で接着します。
パイプの内径が、
純正シリンダーヘッド 4.8 mm
インサートパイプ 4.0 mm
なので、面積的には約3割絞ったことに。
高圧縮になるので気密取りのためにシールテープを2周ほど巻いてからシリンダーと組み合わせ、はみ出たシールテープをカットします。
そして今回もこれだけで組み上げて射撃テストへ。
ちなみに前回は 75.68m/s (シリンダー交換のみ)でした。
結果はこんな感じ。
使用BB弾: 東京マルイ PERFECT HIT ベアリング研磨 0.2g
ホップ量: 50%(ダイヤル中央)
初速 10発平均: 75.35 m/s( 0.57 J )
最高初速: 75.78 m/s
最低初速: 75.18 m/s
バラつき: 0.60 m/s
う~ん、予想と逆で下がってしまいました。と言っても 0.33m/s ダウンなので僅かながらですが。発射音ももっと静かになってG3 SG/1みたいなボフンボフン鳴るのを期待してたのに全然変わってなくて肩透かしを食らった気分です。まあマルイ純正スプリングのままだから押し負けているんだろうな。
一応、言われてみればそうかもってレベルだけど、ギヤ音からピストン衝突音までの一連の音が間延びしたような気がするので、ノズル絞りでエア噴出に時間がかかるようになって、ピストンにブレーキが掛っていると思います。(あくまで想像)
そして相変わらず謎レベルの鬼安定度。フルオートで撃つとBB弾が1本に連なって飛んでいくってやつですけど、残念ながらこの状態でフルオートで撃つと、ピストンの戻りが間に合わずにピスクラする可能性が高いので怖くて試せません。
ホップ量を変えるとこんな感じ。(全て10発平均)
ホップ 無し 74.10 m/s( 0.55 J )
ホップ 50% 75.35 m/s( 0.57 J )
ホップ 100% 76.46 m/s( 0.58 J )
全体的に 0.5 m/s くらい下がってます。
さすがに実用できる初速じゃなくなってきてますが、これ以降は初速回復に向けてのカスタムになるので、そこそこの数値を取り戻せるはずです。(と信じたい・・・)