みずきさんちのてっぽう事情

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東京マルイ G3 SG/1 オーバーホール 3

 

東京マルイ G3 SG/1のオーバーホールの第3部です。
吸排気系・駆動系・電気系が出来ましたので合体させていきます。

 

今回はグリップの底蓋の飛び出したリブにSBDの配線が干渉するので、リブを端から3mmくらいヤスリで削り込んでいます。(緑丸の部分)

底板

バッテリーを繋いでの通電テストは毎回ドキドキしますが、とりあえずセミ・フル共に問題なく動作して一安心。

ギャップ調整

ピニオンギヤとベベルギヤのギャップ調整もこの時点でやってしまいます。この調整を全て組み上げて最後にやる人も多いですけど、全部組んでしまうとピストンやタペットプレートの音がうるさくて調整なんてできません(一応裏技的なものはありますけど)。ピストンやスプリングの無いこのタイミングでなら、低負荷状態でのギアの慣らしにもなりますし。

 

グリップの底板にある調整のイモネジを一杯に締めこんで、そこから3回転戻したあたりが大まかな位置なので、そこから微調整で追い込んでいきます。(結構そのあたりでドンピシャだったりしますけど)

 

トリガーを引きっ放しにしたまま、イモネジを1/2回転ずつ締めたり緩めたりして、駆動音から変なノイズっぽさが消えるポイントを探っていきます。音は締め過ぎなら「ギュギュギュー」、ゆる過ぎなら「ジャジャジャー」という感じです。

 

だいたいの位置が出たら今度は1/4回転ずつ探りを入れて微調整して追い込んでいきます。と言ってもここの調整はわりと大雑把で、ちょっとくらいズレてても分かりません。

 

 

  ◇  ◇  ◇

 

 

いよいよメカボックスの仕上げに入っていきます。
スプリングは SHS M90 を使って、だいたい 0.2g 90m/s ちょいを狙います。タペットプレートなど稼動する部分や擦れる部分にはグリスを丁寧に筆塗りで塗って組み付けます。

メカボ仕上げ

この時、ついでにギヤのグリスの飛び具合を確認します。メカボックス内に全く飛んでいないならグリス不足、派手に飛んでいるなら多すぎです。僅かに飛んでいるくらいがベストかも。メカボックスの内面に飛んでいるグリスは拭き取っておきます。

 

メカボックスを閉じる時、M90スプリングはそれほど強いものではないのですが、それでも押し込むのに意外と苦労します。ムリヤリ押し込んでいるうちに配線が溝から外れたり、逆転防止ラッチがポロリしたりと結構イライラさせられます。海外製みたいなスプリング後入れ方式が羨ましい・・・。

 

コツというほどのものではないですが、スプリングをセットした後はスプリングガイドの後ろの穴に細めのドライバーを突き刺して足で踏んでやればスプリングの暴発を防ぐことができますし、両手がフリーになるので作業しやすくなります。

 

数回のトライの後、なんとか閉じることが出来ました。

メカボ閉じ

マルイのメカボックスはプラスネジだけでなく、トルクスネジも使われているので、専用ドライバーが必要になりますが、実は2mmの六角レンチで代用できます。あまり無茶するとナメたりしますが、ここのネジ程度なら問題ないでしょう。
(精度がいい加減な中華ネジだとダメだったりしますが)

トルクスネジ

ロアフレーム、グリップ、モーターを取り付けたら再びテストドライブです。

  「ウィボフッ、ウィボフッ!」

なんか音が変。トラブってる音じゃなくて妙に低い篭ったような音。
ああ、そうかノズル絞ってるからかー、なんて思いつつ手のひらに向けて数発・・・

  先生、噴出エアがなんか温かいです!!

どうやらM90スプリング+ノズル絞りの効果なのか、エアの温度が上がるほど圧縮が
効いているようです。

 

なんか凄いのできちゃったなー。
あとでデチューンする羽目にならなきゃいいけど・・・。

 

まぁそれはそれとして、とりあえずロア部分が完成しました。

 

今回はここまで。