東京マルイ G3 SG/1 オーバーホール 2
東京マルイ G3 SG/1のオーバーホールの第2部です。
今回は配線周りのオーバーホール(というか引き直し)に入ります。(外装やパーツを付けたり外したりしてますので作業の流れが前後してるように見えるとこもあります)
まず最初にモーターへの接続部分を作っていきます。
メカボックスにロアレシーバー、グリップ、モーターを取り付け、位置を合わせてコードを切断し、コネクターを圧着します。圧着後は端子を収縮チューブでシュリンクしておきます。
圧着はきちんとした専用の圧着工具を使います。ペンチで潰したりするとコネクターがいびつになったり締め付け不足できちんと固定できません。 エアガンで使うコネクターなら、「電工ペンチ」ってやつでいいです。カシメる部分がM字型になっているものですが、他にもカシメ部の形で色々と種類があるので購入する場合は気をつけましょう。
今回はSBD(ショットキーバリアダイオード)を取り付けますが、EG700モーターにはエンドベルにネジがありませんので、ブラシの配線を留めているところへコードを抱き合わせます。この部分はSBDの容量分を流せるコードでいいので細いもので大丈夫です。今回は5AのSBDを使うので0.5sqのコードにしました。
SBDの容量の選択としては某有名エアガン研究サイトによれば、
電圧: バッテリー電圧の数倍程度(サージを考慮して)
電流: モーターの無負荷消費電流以上
となっています。それにある程度の余裕+手に入るものという条件で探してこれになりました。
SR5100 (100V 5A)
ちなみにヤフオクで10個セットで300円(送料別)でした。
グリップ内でのコードの引き回しを考慮してSBDを取り付けます。プラス、マイナスの極性を間違えると一発で壊れますので注意。
下の写真は撮影のためにダイオードを剥き出しにしていますが、この上からさらに太めの収縮チューブで丸ごとシュリンクします。
続いてバッテリー側の配線の製作です。
純正配線は全て撤去したのでヒューズ周りも新規で準備します。
メカボックスの後ろ(ストックの根元)に大きな隙間があるので、ここに自動車用の平型ヒューズ(ミニじゃないやつ)を収めます。容量は高出力バッテリーを考慮して次世代と同じ20Aにアップしました(純正は15A)。
ヒューズとコードの接続には187型の平型端子を使用しています。
(あと専用の絶縁スリーブも)
ヒューズのところでループするような取り回しですが、こうすると隙間に綺麗に収まりつつも、メンテ時にはヒューズを引っ張り出せる予備長が確保できます(もう少し長くても良かったかも)。
今回は不要な電気ロスを避けるために純正配線にあるような途中の継ぎのコネクターは作りません。ヒューズをレシーバー側に持ってきたことでストックから配線が簡単に抜けるので必要ありません。
ストックを仮付けしてコードの長さを合わせ、バッテリーコネクターを取り付けます。
ラージバッテリー以外にミニバッテリーも使えるようコードは長めにしてあります。
(一応ラージバッテリーでもきちんと収まるように長さは考えてあります)
バッテリーコネクターはディーンズ互換のT型2Pコネクターを使います。
便利で許容量も大きいのでうちのエアガンは全てこれで統一しています。
これで配線周りも完成です。
メカボックスと配線だけ取り出すとこうなっています。
今回はここまで。