iMax B6充電器 正規品とコピー品
電動ガンのバッテリー充電器としてとても有名なiMax B6。
表示が全て英語ですが(と言っても用語だけなので非常に簡単ですし、日本語マニュアルも広まってます)、とても使い勝手のいい充電器です。
そして彼の国の製品ですから当たり前のようにコピー品が存在していて、正規品よりも価格が安いため国内でもかなり広まっています。
そんなB6充電器ですが、正規品とコピー品の両方を所持していますので、その違いと見分けるポイントを紹介していきます。
◇ ◇ ◇
まず外観ですが非常にそっくりです。(右が正規品、左がコピー品)
全体の雰囲気から外装の仕上げ、文字類、塗装の具合まで良く(?)出来ています。
右側面。ほぼ一緒で見分けが付きません。
これも右が正規品。
左側面。同じく。
ここまで似せて作れるならそのやる気をもうちょっと別の方向に生かせよ・・・
そしてここから本題。
まず上面にある4個のボタンの高さが違います。
右の正規品は低くて外装から少し盛り上がる程度ですが、左のコピー品は思いっきりデベソ状態です。
正規品は背面にホログラムシールがあります。
このシールのスクラッチ部分を削るとシリアル番号が書かれていて、SkyRCのサイトで正規品かどうかのチェックが出来ます。
http://www.skyrc.com/antifake/indexen.php
外箱も色が違います。
正規品は紺色、コピー品には色々ありますが大抵は黒です。
付属マニュアルの表紙も若干ですが違います。
正規品は下部にSkyRCの記載がありますが、コピー品にはありません。
上記以外にも、
・ゴム足が丸型
・マニュアルの表紙に1センチくらいの白い縁取り
・タミヤコネクタのコードが添付
・コンセントに繋ぐ電源コードが本体直付け
はすべてコピー品と考えていいでしょう。
そういった視点でオークションやネット通販を見るといかにコピー品が多いか分かると思います。(というか正規品が殆ど無い)
ちなみに性能や機能面では差は無いと言われていますが、実はちょこっとあったりします。こっちに関しては色々語れるほど使い込んでないのでとりあえず触りの部分だけ紹介します。
正規品では電源入れたときに表示されるSkyRCの表示。
コピー品にはありません。
同じく正規品にだけ存在する電圧校正機能。
充電器の検出電圧と実電圧のズレを調整できますが、出荷状態では結構ズレていますので何気に重要です。
同じバッテリーを2本使って同時に充電してみました。
(上が正規品)
充電完了時の表示ですが、正規品の方が高電圧かつ短時間で充電しています。
充電中の表示でも正規品は一定した同じ電流値で充電しているのに対し、コピー品は設定値を上限にして規則的に上下しながら充電しています。
どっちが良いのか調べておかないといけないなぁ。
他にも
・表示が点減する箇所は正規品の方がゆっくりで見やすい
・コピー品の方がブザーのボリュームが大きくて音質も雑
・バッテリーの状態異常の検出が正規品の方がシビア
なんてのもありますが、ラジコンのようにシビアなバッテリー管理を行うのでなければコピー品でも十分使えると思います。
とは言え、正規品はバッテリー管理が正確にできるとか、所有欲がより満たされるとか、それなりにメリットがありますので、価格差の2000円を乗り越えて正規品を購入するのも十分にアリだと思います。